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フランケンウィニーのadeamのレビュー・感想・評価

フランケンウィニー(2012年製作の映画)
2.0
ティム・バートンが自らの初期作品をストップモーションでセルフリメイクしたダークさとイノセンスが同居したバートンらしいアニメーション。
その名の通りフランケンシュタインの物語にオマージュを捧げながらも、生命を生み出すことの狂気と悲劇ではなく、少年と犬の友情にフォーカスしたストーリーです。
フランケンシュタインだけでなく、ドラキュラなどクラシカルなモンスターへの愛が随所に感じられ、異形の存在へ共感を示すような視点は正にバートン節と感じました。
子どもたちが競い合う展開はリメイクにあたって追加した要素らしいですが、イマイチ物語に馴染んでいない気がしました。
クライマックスの大パニックも焦点が定まりきっていない印象で、作品としてはオリジナルの短編への興味を掻き立てる以上の成果はあげられていないと思いました。
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