jazzの部屋

インファナル・アフェアIII 終極無間のjazzの部屋のレビュー・感想・評価

4.0
シリーズ3作目にして終章。
1作目の時系列を絡めながらも終局へと展開していく物語は上手いだけではなく秀逸な1作。
正義を求めるラウとヤンが重なる描写は幻想的であり終わりのない苦しみはまさに無間地獄だ。
終章にしてかなり面白かった。
シリーズ物は後になるほど評価は下がる傾向にあるが終章にして傑作だった。
中盤から描かれる哲学的幻想パートは1作目の韻を踏みつつも異形となり曼荼羅図の如く幻惑する物語は素晴らしい。
運命に抗いながらも拐われる人の物語は面白い。
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