Kaori

インファナル・アフェアIII 終極無間のKaoriのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

賛否両論あるでしょうが、私は好き。
Ⅱは過去、Ⅲは過去と現在を行き来してるので、Ⅰから見てないと???となります。
正直、行き来しすぎて見にくい部分もありました。
出来れば一気に3部見たほうがよいかもね。

ラウは善人になりたかったんですよ。ヤンになりたかったんですよ。
そして精神を病んでいくラウ。ちょっとそのあたりの描写がぼやけてて最後の最後に「そうだったのかっ!」となっちゃうのが残念だけど、最後に「俺は善人になりたい」「なぜチャンスをくれない」と叫ぶシーンはずっしりきました。
ラウもヤンも運命に翻弄されたんですねぇ。

ⅠとⅡで明確にされなかった部分をまとめたような最終章なので、マフィア映画でありながら銃撃戦シーンはありません。
マフィア映画好きには足らないかもしれないけど、Ⅰがヒットしたもんで、慌ててⅡ、Ⅲと作ったにしては良くできてると思う。

今回、脇を固めたのが保安部のヨン演じるレオン・ライ、そして中国マフィアのボスを演じる(実は潜入捜査官だった)チェン・ダオミン。
チェンは【HERO】で泰王を演じた中国の名優です。
3人が「実は俺たち・・・」みたいな感じでカミングアウトするシーンは「そんな簡単に身元バラして良いのか??」と思ったけど、再会を誓った3人が約束を果たせなかったのは残念だね。

最後にラウが車椅子を指でトントンするシーンはぐっときたね。Ⅰから見てたら分かります。
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