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E.T.の犬のレビュー・感想・評価

E.T.(1982年製作の映画)
3.0
学校の先生や調査員など母親以外の大人は下半身やシルエットを捉えて明確に表情を見せないことがファンタジーや子供目線であることを強調させる。そんな中、まさかカエルを逃がすシーンで『静かなる男』のオマージュをしているとは驚いた。兄の友達が二つ返事で丘の公園に集まってくれるシーンで一人一人がヘッドフォンやニット帽を装着してスイッチ入れる演出はテンション上がる。それから自転車で逃げ回るも大人に捕まりそうになったところで例の自転車飛行にジョンウィリアムズの劇伴は泣く。幼少期にユニバのE.T.アドベンチャーに乗って名前を呼ばれた記憶が蘇った。離婚でも死別でもなく別居であり、その父親が最後まで帰って来ないところがスピルバーグ。
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