マンディンゴのあれくすのレビュー・感想・評価

この監督が「今までの南部映画はヌルすぎる」とアメリカの恥部を暴いたことで封印され、オマージュ作品の『ジャンゴ 繋がれざる者』を撮影したタランティーノ監督が「真実を知りたければマンディンゴを観ろ」と言わしめ、再評価された作品。

当然アカデミー賞にノミネートされるはずもなく、人気俳優の熱演もないがとても良い映画でした。代々日常化された凄惨さに耐えながらも、好転しそうな微かな気配。タランティーノ監督の言葉は「観ろ」ではなく「目を背けるな」だと感じました。