マンディンゴの作品情報・感想・評価・動画配信

「マンディンゴ」に投稿された感想・評価

町山智浩さんのお勧め映画との事で視聴しました。

アメリカ南部の白人至上主義な所がかなり濃厚で門儀を醸した作品なのが分かりました。差別のレベルが凄すぎて鑑賞中挫けそうになりました。どうやらタランティーノ監督が『ジャンゴ』を製作するのに影響を受けていた作品のひとつらしいですね。

人種差別の問題を考えさせると言う意味で勉強にはなりましたがもう一度観たいとは思えなかったですね。
ねこ

ねこの感想・評価

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こんなアホな奴らが世界を牛耳ってるのかと思うと震えるね
米国民は年に一度この映画を観ればいい
そうすれば真実を……必ず誰かが嘘っぱちだって言い出すんだろうな
原爆だってただの爆弾らしいじゃないか

ここには描かれていない、もっと非道でもっとえげつない色んなことがあったんだろうと想像すると本当に吐きそうだ
これほどの屈辱の歴史があったんだもん、暴動くらいで大騒ぎすんな…っていう気持ちになる単純な自分も恐ろしい

もう一度観る気力は持てないと思う
先日久々に『ジャンゴ 繋がれざる者』を観て、改めて名作だな~と痛感。制作に当たってタランティーノ監督にかなり影響を与えたというリチャード・フライシャー監督の『マンディンゴ』を未見であることに気づき、勇気を出して観てみました。

南北戦争以前、奴隷制がまだはびこるアメリカ南部ルイジアナ。農園を経営するマクスウェル家は、黒人奴隷の中でも最高の血統書付きの“マンディンゴ”を所有し、男女で繁殖させて高値で売るという野望を持っていたが、ある日息子のハモンドが理想通りのマンディンゴである青年ミードを市場で見つけ、家に連れ帰る。しかし、ミードが家にやってきたことを機に、ハモンドの新妻ブランチや父のマクスウェルも巻き込んだ壮絶な愛憎劇へと発展していく…。

巨額の予算を投じた意欲作のはずが、公開当時あまりのショッキングな内容から酷評され、アメリカ映画史から消されかけたという曰く付きの作品。なんでここまでの批判を浴びたかと言われたら、きっとアメリカ黒人史の闇の部分をストレートに描きすぎてしまったゆえなのかなと。とはいえ、史実に基づいた描写が数多くあるとのことなので、これこそ目を背けてはいけない問題なのだと思います。
1960年代以降、映画の中におけるセリフや描写の規制が緩くなってくるわけですが、それにしても本作に登場する表現には目を疑うばかり。1975年当時にここまで黒人に対する侮蔑的な表現を取り入れた映画を撮ったことが信じられないし、悪徳白人農園主たちが黒人奴隷をあたかも動物のように扱う描写の連続で、正直最後まで観るのが本当にしんどかったです。体調の優れない黒人を獣医に診せたり、リウマチの毒を黒人の少年に吸わせていたり、妾として女性の奴隷をモノ扱いしたり、ギャンブルの見世物として奴隷同士に殺し合いをさせた…。こういった非人道的な行為が、南北戦争開戦以前のアメリカでは平然と行われていたと思うとゾッとするし、人間の奥底にある残酷さを痛感させられます。そもそもタイトルの“マンディンゴ”も、人間の血統に優越を付けたうえでの忌むべき呼称なわけで。
本作が“失敗作”としてやり玉に挙げられる最大の理由は、こういった残虐な描写を描くだけにとどまっている点なのかなと。『ジャンゴ』は監督が伝えたいメッセージが明白だったし希望が見出せるお話ですが、本作の場合はそういった救いの要素もなく延々とこういうシーンが続くので、物語の裏にある真のメッセージが全く伝わってこず、むしろ「こういう描写をたくさん入れてエンタテインメントにしようとしてるの?」と悪趣味にしか感じられなくて、終始嫌悪感を抱いてしまいました。一瞬ハモンドとミードの間に主従関係を超えた絆が芽生えたのかなと思わせるシーンもあったのですが、それも結局はあまり意味がなかったような…。農園側の白人たち(マクスウェル、ハモンド、ブランチ)がそろいもそろって身勝手きわまりなく、人として性根が腐っているのも観ててほんとキツかった…。

こんなに後味の悪い作品は久々。でも、監督やキャストはもちろん、楽曲を担当した伝説の黒人ブルース・シンガー、マディ・ウォーターズはじめ、きっと本作に参加した人たちには然るべき理由や伝えたいメッセージがあったはずなのです。だからこそ、その部分を読み取れないことがもどかしいし、色んなレビューを見たり時間を空けて再建することで理解できる部分があるとは思うのですが、たぶん私はもう二度と本作を観ることはできないな…。
レビューにこんなに困ってしまう映画は後にも先にもなさそう。正直に書いてしまったので、気分を害された方がいたらすみません。ただ、映画史そしてアメリカの闇の歴史を知るために一度は観たほうが良い作品だとは感じました。
ぼぞ

ぼぞの感想・評価

4.3
出てくる白人みんなどうかしてる。
ずっとブランチにイライラしてたけど最後まで見たら1番どうかしてるのはハモンドだった。
長年培ってきて内在している差別心が表面に出てきちゃう感じ。
「黒人であることを忘れるな」って言ってたけど、視聴者からしたら「同じ人間であることを忘れるな」と言う言葉を送りたい。
男としても人としても最低。
改心して状況が良くなるような綺麗なものを一瞬でも想像してしまったの何だったんだろうなと今では思います。
ずっと封印された作品を表に出してくれたタラちゃん、そして映画の中で復讐してくれたタラちゃんに感謝。
みんなでジャンゴ観よう。
町山さんオススメで鑑賞。

いやぁ、こんなにつらくて胸糞すぎる映画は久々かもしれない。

ずっと胸がぎゅーっと苦しかったです。
思った以上に描写がつらい。

とても面白かったですが、二度と観ない。
ヤグ

ヤグの感想・評価

3.8
【『差別』という言葉すら生温く感じる衝撃作】

白人が黒人差別を『差別とも思わなかった』黒人奴隷制度の実態が生々しく描かれています。

あまりに自然に残酷な非人道的行為が描かれるため、
冒頭から頭がクラクラするような感覚に襲われます。

・ジャケ写にもあるような椅子に座りながら黒人少年を踏みつける。

・女奴隷たちに子供を産ませ、その子どもたちをまとめて売り捌く奴隷ビジネス

・賭けで黒人同士戦わせ、殺し合いをさせる。

世界史の教科書には書かれていない衝撃的で強烈なアメリカの過去。

しかもこの映画は憎いことに
人間感情の負の部分を魅了する徹底した『娯楽映画』として描かれています。

あまりにモラルに反するがゆえに、
逆にいつのまにか
物語に没入し、魅了すらされている自分に気付きます。

並の映画では得られない負の興奮があるんです。

「人種差別はいけない」と良識ぶりながらも、
結局は人間の業からは逃れられないといった本質をつく映画でした。

なんという恐ろしい映画でしょうか、、、
nekosuki

nekosukiの感想・評価

4.0
これまで観た黒人差別を描いた映画の中でも特に胸くそ悪く感じた作品。

アメリカ南部で実際にあった奴隷牧場で
黒人を人間と思わず家畜のように扱い、痛め付け、レイプし、都合が悪くなれば殺す、白人の横暴を描いている。

そもそも、アフリカ大陸から使役のためにさらってアメリカに連れて来たのだから北朝鮮の日本人拉致と何ら変わらない。

しかも、いまだに白人至上主義を掲げて黒人に暴挙を繰り返している幼稚なアメリカ社会。

この映画の公開当時は自国でも評価されたと聞くがその後何故か封印されてしまった。

ここまで人種差別に本気で切り込んだ作品は稀だから観ておいて本当に良かったと思う。
タランティーノの『ジャンゴ〜』を見た当初、奴隷制解放の西部劇だと思っていたけど、西部劇の舞台って南北戦争後の時代だから違ったみたい。
今作は純粋なアメリカ南部時代を描いていて痛烈。農園/奴隷牧場と貴族階級。最初から最後まで狂気的なブランチ。辛うじて善良に見えるハモンドを中心とし、ミードやエレンをその周縁に据えておき、最後には関係性を崩壊させる。
考えてみたら、これだけ前時代を批判的に描写しておきながら「ハモンドだけ良い人でした」みたいなラストだと、そちらの方が後味が悪い。ハモンドを悪者に転じさせることで、相対的に全員悪者になり、如何なる立場も正当化されない。
となると肝になるのはハモンドと黒人奴隷のドラマであるが、この辺もやっぱり巧い。単体で特定の2人を描くのではなく、導入としてマックスウェルやブランチやチャールズがいて、彼らとの差異で語られるのだが、フライシャーだから間違いない。みんなどうしようもない悪人に見える。
narutaro66

narutaro66の感想・評価

4.0
覚悟はしてたけど目を背けたくなるシーンの連続で、ひたすらジャンゴの登場を待ってしまった....
人間ってどこまで残酷になれるんだろうっていう怖さ以上に、もし自分がこの現実が当たり前の世界に生まれていたら、黒人側にせよ白人側にせよ、抗う勇気はなかっただろうなという事実が恐ろしい。
最初と最後にかかるブルースがとてもよかった。
dodo

dodoの感想・評価

4.5
素晴らしい。
奴隷牧場において、白人=悪党な描き方をしていたジャンゴの復讐劇に比べると、マンディンゴは、人種差別や、奴隷牧場なんてもっての他だけれど白人であるハモンドは角度を変えれば、善良に近い感じにも思える部分がある。
だからこそ、たちが悪いともいえる。
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