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男の怒りをぶちまけろのbluetokyoのレビュー・感想・評価

男の怒りをぶちまけろ(1960年製作の映画)
3.5
ストーリーがめちゃくちゃだけど、意外と痛快で面白い。いままでの中でもベストな感じ。二谷英明さんがちょい悪な感じでかわいい。

簡単にあらすじ。
飛行機でハイジャック事件が発生。犯人は二人組。カバンを奪うと、操縦士を射殺して、さっさとパラシュートで降りてしまう。

一方、新聞記者の三沢十郎は、帰りの足がなくて困っている。トラックに乗っけてってもらえよ、と言われ、都心方面に向かうトラックの荷台に潜り込む。

一方、ハイジャック犯二人は、無事地上に降り立ち、道路に立っていた。そこに三沢を乗せたトラックが通りかかる。犯人は、トラックを停めて、拳銃で脅して乗り込む。
途中で、運転手と三沢を殴って気絶させる。そのまま、アジトになっている事務所に到着。余計な荷物ができちまったぜ、お前ら、処分しとけよ、ということで、運転手と三沢を乗せたまま、トラックを海に沈ませる。酔っぱらい事故が一つ増えたな、と言いながら。

三沢はなんとか、埠頭に這い上がった。村西三次という男が、三沢を助け、バー、鈴に連れて行く。
村西は、事件屋で、事件にたかってカネを得る。

三沢は、キャバレー、トレモロに関係があると睨み、行ってみると、ちゃっかりと、村西がいた。

キャバレー、トレモロの支配人、稲上は、ワルであり、どうやら、飛行機で運んでいた、ダイアモンドを奪うために、飛行機を墜落させたらしい。しかも、トラックの運転手も殺害したらしい。

また、陳一味が、ひそかに飛行機でダイアモンドを飛行機で運んだらしい。そこまで突きとめた村西、今度は、陳一味のところに現れた。

いい情報を持って来てやったぜ、カネ払え、となる。どうやら、ダイアモンドは稲上が持っているらしい、ということをチクったのだ。

陳一味は、トレモロのマダム、礼子(稲上のおきにいり)と章子(亡くなった運転手の妹で、いまは、三沢と仲良し)を誘拐して監禁した。

稲上一味が、陳一味のアジトを襲撃して銃撃戦になった。その隙に、三沢は礼子と章子を救出した。

なぜか、村西と礼子はトレモロへ。稲上一味がいるので危なかったが、三沢が駆け付ける。

ダイアモンドは、ラスボス、筧(西村晃さん)の手に。逃げる稲上と筧。
筧、よし、おまえがここに立ち塞がれ。その間に、ダイアモンドを持ってオレは逃げるぜ。
稲上、なんでやねん。といって言っているうちに、稲上は撃たれる。

最後まで粘っていたが、筧は建物の上から地上に落下して亡くなった。ダイアモンドは無事。

稲上と筧は、悪役として統一した方がいいような気もするが。
とにかく三沢の暴れっぷりが痛快だ。
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