むぎわらねこ

[リミット]のむぎわらねこのネタバレレビュー・内容・結末

[リミット](2010年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

もし自分がこのような状況になったらと思うとゾッとする。とにかく臨場感が凄かった。
棺桶の中の視点しかなく、出てくる登場人物も主人公のみのためまるで自分が主人公になったように感じる。
部屋を暗くして見るのがおすすめ。
オチが胸糞だという人も多いが、それがよりリアルを感じて良かったと思う。救助される人もいるが一方では救われない人もいて、しかもそれはニュースにもならず、まともに取り合う人も少なく会社は保身のために自分を切り捨てる。政府は1人のためにお金を用意できないし、犯人は簡単に取引を裏切る。
3時間にも満たない時間で死んでしまう命の呆気なさを思い知らされた。
パニックになる主人公と外野の温度差を非常によく表した作品だと思う。
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