95分、主人公以外は声でしか登場しないシチュエーションスリラー。他にもトム・ハーディの「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」なんてのもありましたね。密室の中でのカメラの位置、カットの仕方、光源や色彩、編集など工夫が成されていて観ていて飽きない。ストーリーそのものはアメリカの人質対策への皮肉でもある。公開時も話題になっていて鑑賞した覚えがあるが、10年以上経ってもちろん何も覚えてなかったのでとても楽しんで見れた。同じシチュエーションだったらわたしはどう行動するだろうか。ラスト、主人公は何を思い、光を見て、絶望しただろうか。ライアン・レイノルズほどの大男が楽々入り、少しは身動きが取れる棺って！原題はBuried、「土に埋められた男」ですね。
