このレビューはネタバレを含みます
これはすっっっごく悩ましく、私の中の胸糞映画ランキングにグイグイとくい込んでくる作品だった。
皆様も書かれている通り、観終わってからまずレビュー漁った。楽しめる人と楽しめない人が極端に分かれる映画…それなーーーって感じ。
最初から最後まであの箱の中
申し訳程度のアイテム
極限の非日常と日常の対比
あの中で最後まで諦めない主人公
からの、超絶望のラストと台詞
(言い方もあっさりしてんだよな)
ストーリーとエンディングのギャップ
なかなか整理できない。
自分はどちらかというと、申し訳ないがあまり楽しめなかったタイプ。レビューみてなるほどと思ったこともたくさんあったから、今なんとか観たことだけは記録に残してる感じで。確かに社会風刺だし、もっと世界の事を知っていたらより楽しめそうだけど、なんせそういうのに疎いもので💦
ただ自分が主人公と同じ立場だったとしたたら、家族に電話をかけて3回目くらいの留守電で心折れて泣き崩れるかもなと思ったから、最後の最後まで諦めなかった主人公は本当にすごい。どれが嘘でどれが本当だったのか未だにモヤモヤしまくってるけど、奥さんの台詞だけは嘘じゃなくあって欲しいと願う。
始終苦しんでいる主人公と違って、電話に出る人達は日常を過ごしていて主人公の苦しさはほぼ分からんってのがなんかしんどいし…これを日常の中で鑑賞している我々も主人公に寄り添えることは絶対にないってのがまたくるものがある。所詮第三者なんだよな。いくら部屋を暗くしてみたり、感情移入したとしても…。
マーク・ホワイトの名はしばらく忘れられそうにない。