言わずと知れた名作。2人の京劇役者の人生を、中国の怒涛の近現代史と絡めて魅せてくれる。
中国語の先生が中国語の勉強を始めたきっかけはこの映画だと言っていたので、近所の映画館でリバイバルされた時に何気なく観に行き、押しつぶされそうなくらい呆然として帰ったのが初見。
それ以来、映画館ではあと2回、DVDでは何度か観てる。その度に潰れそうになりながら、でも、その映像の美しさに酔い、京劇の音楽に耳を支配される。そして、こんなに見事に蝶衣を演じたレスリーがもういないことが信じられない。
でも、今年もまたこの日がやってきた。彼が今は天国で元気で、幸せですように。