ったあぁ

行け!男子高校演劇部のったあぁのレビュー・感想・評価

行け!男子高校演劇部(2011年製作の映画)
3.5
UULAにて。

どの部活に入るか迷うバカ生徒。
たまたま演劇部の舞台を目にするバカ生徒。
その劇に出てたお姫様に一目惚れしてその場の勢いで入部するバカ生徒。

って、え、お姫様じゃなくて、お、お、オトコかよ!!

だってここ男子校じゃーーん!(ドカーーン)


から始まる演劇部のお話。
ベッタベタな導入(笑)。

そして、既に所属していた部員は全員3年生のため、即引退。いきなり廃部の危機に!頑張って部員を集めるんやけども、そんなおマヌケな主人公なもんやから、集まってきた新入部員たちも演劇ド素人のおマヌケばっかり。


どこかでこんな話既に観たことありませんか?

そう、

ウォーターボーイズと結構被ってるんですけど…(笑)。


とはいうものの、バカ高校生仲間の映画って何か肩の力を抜いて観れるよね。芝居が上達しそうな気配はゼロ、練習方法もなんかズレてるんやけども、突き抜けてバカにまっすぐに頑張るのであと何年かで三十路のお兄さんには微笑ましく思えてしまいます。

最近陰があったり狂気的やったりな役柄が目立つ、池松壮亮の作品を探してるうちに見つけた映画なんやけど、彼の役の幅広さにはビックリするね、だってホンマに普通の真面目でバカな高校生役やったんやもん。あぁ彼も普通の人間やねんなぁと安心してしまった、他人やのに。映画やのに(笑)。

誰もが仲間と何かに打ち込んだ高校生活、あぁ僕のときはあぁやったなぁ、恥ずかしいこといっぱいしたなぁ、とセンチメンタルな気分に浸りつつ、ホンッッッマに何にも考えずに観られる作品です。

人がグチャグチャ死んでいく映画ばっかり観ずに、たまにはこういうのもえぇよね。


余談ですが、ちょい役で今はもう戻らない四人制時代のスマイレージが出ててさらにセンチメンタル。この気持ち伝わる人いないかもしれませんが(笑)。
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