カトコウ

座頭市千両首のカトコウのレビュー・感想・評価

座頭市千両首(1964年製作の映画)
3.6
座頭市、今回は野盗に間違われて
容疑を晴らすストーリー

そもそもこのシリーズで
市がヤクザもんヤクザもんと言われるが
思えば現代ヤクザのイメージって、仁義なき戦いをベースに形作られて

最終的には歌舞伎町とかに息づくヤクザ
で定着してるけど

時代劇とか、近代以前の任侠って
こうなんというか組織というより、生き方のことでもあるんだな

となぜか今作になってしっくり来た

別に組織だっていたりもすると思うけどね

で、今作自体どうだったかと言えば

まぁ…導入がいつもよりなんか爽やか朗らかな入りだなーと個人的には感じたんだけど

最終的に賭博と殺陣でいろどられて
いわゆるお約束になると、どうしてもいつもの感ある流れで

安定感はあっても
後半、おぉ…という部分はないよね…

村の祭りで楽しそうにみんなが歌ってるシーンと
山中で任侠同士の話し合いして片がついてるシーンはなんだか印象に残ってる
カトコウ

カトコウ