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バタリアンのnaomiのネタバレレビュー・内容・結末

バタリアン(1985年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ナイトオブよりも好きだったかも。。楽しめるし、ライトな雰囲気が良い。
もちろん恐怖心が悪い意味で和らいでしまう気もするけど、たしかにコメディ作品でもあった。
ゾンビたちが死の苦痛から逃れるために脳みそを食らう思考になること。終始裸のラリった女がいたこと。ゾンビを焼いたら、その煙が雲になり、雨になり、墓場のゾンビを蘇らせてしまうと言う馬鹿馬鹿しくも「どうなってしまうんだ」というハラハラ感と絶望感。その辺りが印象的でした。
葬儀やの男が意外にクレバーで頼れたな。

それにしても、悲劇の冒頭がおっちょこちょいのプチトラブルって、やっぱり鉄板だな。極局所的なスタートだからこそ、物語と共にどんどん悲劇を広げていける。なぜあれを開けてガス噴射させてしまったよ。。

ゾンビに知性があって、コミュニケーションもとれる。脳みそ食べたさに警察をもっと呼ぶところ、絶望しかなかった。

軍によって一掃されたナイトオブのオマージュなのかな、最後はあっさりと核兵器で爆散。これまではなんだったのか、という突き放された感覚(だけど悪くない)。スプラッターな感覚もありつつ。
有川浩の「海の底」を思い出した。

そうそう、画は悲劇なのに、音楽が疾走感あったりして、それがコメディタッチに仕立て上げてたな。
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