(°Д°; )「あの映画は嘘だったのか⁈」
(;´Д`)「なるほどいい質問だ!」
真面目に作られているが故にシュールな笑いを誘う、おバカゾンビ映画の大作。
昨今ではすっかり存在が浸透してしまったからか、奴らは走ったり兵器になったり恋したりしてますが、この「バタリアン」のゾンビは一味違う。
チェーンワイヤーなどの文明の利器を使いこなし、物陰に潜んで集団で人間狩りをこなし、獲物が無くなると人間になりすまして警察に助け(もっと人を寄越してくれ!)を求める。頭が良いんですよ。
一方、これに立ち向かうのは隠蔽体質の会社社長とおなじみのバカなヒッピーたち。特にヒッピーたちのコスチュームがいかにも80年代テイストで素敵。
はじめに出てくる冷凍死体の解体シーンの粘土感、「ゾンビ映画には女の裸だろJK」と言わんばかりに唐突に始まるストリップ、解決になっていない解決方法など、いわゆるお約束の部分もしっかり押さえてあって年季の違いを感じさせつつ、他に類を見ない「自分で自分に始末をつけるゾンビ」という新しいスタイルも見せてくれる。
人は選ぶけど出来がとても良い映画。そんな印象ですね。