ゆっきー

テキサス決死隊のゆっきーのレビュー・感想・評価

テキサス決死隊(1936年製作の映画)
4.5
3人の親友同士のボンクラ追いはぎトリオが、訳あって一時的に2と1に別れる。2は正義感に目覚め、大悪党になった1と殺し合いになるという男泣き映画でした。大傑作。

ここで素晴らしいのは、2は資質としての正義感が開花したのではなく、環境によってたまたまそうなっただけで、大悪党になった男だって、別れ方の組み合わせによっては、立場は逆だったという描かれ方なのが、いいんだよ。あれが元々の人間性としてだったら途端にダメ映画ですよ。

ラストの帽子の穴は絶対泣く。
あれはだって、ワフーがかぶってた帽子じゃないか!

地味にアクションも素晴らしい。別れた2と1が再開して、じゃれ合うシーンなんか、馬で駆けて行き、馬上の親友にそのまま飛びつくという非常に危ないことをしてるw あと皆容赦なく馬を撃つので、馬が倒れて慣性の法則でそのまま前のめりに吹っ飛んだりする。ここ凄いよ。
ゆっきー

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