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天使のくれた時間のqkilogramのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.0
「富」か「愛」。どちらが「幸」か。
難しいテーマだし人によって意見は分かれると思うが、「愛」を選ぶ人にとっては良い映画だったと思う。
富がなくても愛溢れる幸せな家庭を築いている世界に転生し、最初は戸惑いながらも活路を見出していく間に自分が知らなかった幸せに気づくジャック、睡魔と闘い寝ないようにしているシーンで、ジャックが転生先の毎日が今までの生活より素晴らしく感じていることをうまく演出している。
富で溢れた人生を楽しんでたジャックでさえ、それ以上の幸せを知り、井の中の蛙だったと気付かされるほど愛は素晴らしいものなんだなと学べる映画。
ジャック目線で物語は進んでいくため、ハッピーエンドで終わるが、ケイトはケイトで弁護士として成功し他の世界線をもちろん知らないまま楽しそうに生活していたので、パリ行きを急にとめられて、、というケイト目線で考えると少しひっかかるラストではあったかなと思う、その時はお互いに富もあるのでそれは幸せだろうよ、と。
ベルはなにかのキーになるようなアイテムかと思ってみていたが最後までなにもなく、意味がわからなかった
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