手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」日本で最初の本格的連続TVアニメ。
当時放送されたTVアニメの中の3本を再編集して映画化したということでストーリーとしては物足りないが、人間とロボットの共存など当時の手塚治虫の価値観や未来感などが垣間見れて面白い。
子供の頃より『鉄腕アトム』『ドラえもん』『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』など人間とロボットの関係を描いてきたアニメ作品を見てきたが、いつも悪いのは人間だった。最近、ChatGTPという物を使ってみたが、とて気持ち良い言葉を返してくれる。それでも今後は、悪い人が使うAIが人間にとって最大で絶対的な脅威になるのではないか？ と思えてくるほどにAIの進化は怖い。
映画のラストはアトムの台詞「地球は素晴らしい。ほら、もうすぐ太陽が登って来ますよ」という言葉で締めくくられている。時代や価値観が変わろうとも、人やロボット、AIでさえそう思える日々が永く続くと良いと思う。
