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狂い咲きサンダーロードのcigaretteのレビュー・感想・評価

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)
3.9
やっと鑑賞しました。
所謂ヤンキー抗争ものでしょ?くらいに思って見ていたら開始5分位で、あれれ?なんか、違う??ってなり、かなり、とんでもな設定にア然となるw
冒頭、暴走族リーダーが、彼女ができていちゃいちゃと日和ったり、なんか平和主義暴走族みたいな組織に加盟したりしだし、そんなの馬鹿げてるぜ!と、脇役っぽい男がぎゃんぎゃんと周りにわめきちらし始めるんだけど、この顔も声もイマイチなチンピラっぽいやっかみ男こそが、実はこの映画の主人公なんですよ。
脇役みたいな奴が、あらゆる世間への反骨心をバネに、どんどんと進化(成長というより進化という表現がピッタリw)していき、最終的には、めちゃカッコイイ主人公キャラになっている。
そうなんです!この映画は彼の進化を楽しむ映画なんです。
無茶苦茶すぎる設定もゴリゴリに突き通し違和感がまんま快感になるようなパワーがこの映画にはあります。
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