狂い咲きサンダーロードの作品情報・感想・評価

「狂い咲きサンダーロード」に投稿された感想・評価

1982年6月11日、池袋・文芸地下で鑑賞。

石井聰互監督の初期のパワーあふれる作品。

いかにも低予算映画のようであったが、暴走族・右翼・爆音・途切れることのない激しい音楽・最後には飛び交うバズーカ砲など、力こぶが入りっぱなしの熱気ある映画だった。

ラストシーンの「アクセル全開」が伝わってくる熱い作品であった。
生きている映画。
冒頭は暴走族の仲間割れというわりとどうでもいい話でかなりしんどいのだが、さわやか武装集団「スーパー右翼」登場からストーリーはどんどん加速していく。とにかく悪意たっぷりに主人公を虐めまくる脚本、それに抗って鉄人のように変貌していく主人公。作り手も観ている側もテンションが高まり続けて、それにつれて最初は稚拙に感じた撮影技術や演技、演出までも研ぎ澄まされてゆく(ような気がする)。そして最後はフワッと宙に浮くような余韻を残して幕引きとなる。
すごいもん観た。
邦画の伝説的パンクムービー、と聞きつけて。


舞台となるサンダーロードという街の暴走族"魔墓呂死"の特攻隊長が、「市民に愛される暴走族になろう」と警察権力に屈した同胞達に反旗を翻す…




熱量が物凄い。。

「芸術は爆発だ!」なんて言葉もありますが…オープニングの黒煙あげる火山と同じく"若さ"も爆発だぁーー‼


バトルロイヤル広場、デスマッチ工場跡、スーパー右翼本部…といかにもパンクなネーミング。

"ダサい"と"カッコいい"は紙一重なのかもしれない。



しかし。
「俺朝は低血だから弱いって言ってあるだろ!」とボヤく主人公…これはダサい!(笑)



全編に流れるロック(?)パンク(?)、いずれにせよ音楽がいい。
どれが泉谷しげるさんの曲なのかはちょっと分からなかったけど。

なんだか尾崎豊を無性に聞きたくなるような映画でした(^^♪
これが大学卒業制作作品とは考えられないですね…
抑えきれず溢れ出す情熱
たとえ行きたい道が破滅的でも自分の全てをそこにぶつけるジン
「そんな身体でバイク乗れんのかよ」に対してニヤっと笑う、自分の全てを燃やし尽くした彼にブレーキは必要ない…
このシーンは鳥肌が立ちます
最初から最期までブレーキをかけずに生きたジン!彼の情熱!!生き様!!!
狂おしいほど熱い映画でした
「上等だよ!やってやろーじゃねえの!」
りんご

りんごの感想・評価

5.0
ジンさんみたいな危ないのにまっすぐな男の人に惹かれてしまう。

曲がいちいちかっこよい♡
バカすぎるこの映画。偏差値5だわ!!(褒めてる)

序盤のセリフ「俺たち愛される暴走族になろうと思うんだよ、わかる?」いや、わからねぇよ笑


主人公のジンが、気持ちいいほど暴走族でしかない。(あと声枯れすぎ)
めちゃくちゃ不良なんだけど、仲間に童貞疑惑だされたり、低血だから朝弱いとことかかわいくて憎めない。

暴走族同士の喧嘩に、右翼団体が入ってきたり、その右翼のリーダーがゲイだったり、ヤク中の小学生出てきたり、なんかもうキャラがふざけてるとしか思えない、でも魅力すごい!!

泉谷しげる、紅白の時とか「拍手してんじゃねえ!!」って観客に怒鳴ったりしてヤバイやつだと思ってたけど、この映画のサントラとアートディレクターやってる時点でお察しだわ。なんか好きになった。曲さいこう!!!
群青

群青の感想・評価

1.9
カルト映画として名高い作品。


マッドマックスのような防具に身を固め、なんだこいつはスターウォーズから出てきたのかと思うパッケージが特徴である。
あとタイトルもわけわかんなくて、どんな作品か皆目見当がつきません笑


再生してみると一昔前のロック(この場合ロカビリー?)と共に突っ張りたちが族だけに続々と現れる(おい)

誰が主人公だ?誰と誰がどんな関係か?っていうのは明確にされずに話が進んでいく。
そうするといかにも主人公っぽいチームのリーダーが現れるの。しかしそいつに突っかかる特攻隊長の仁という奴が実は主人公だと分かる。

いや分からんかったよ!
顔的にはチンピラAな感じだし、ダミ声だし怒ってばっかりだから途中でやられる小物だと思ってたら主人公だったよ!笑


とにかくコイツが何をするにも自分の満足することじゃないとダメ。それ以外は全て潰す、そんな反抗心丸出しのやつなのだ。もう少し丸くいてほしい笑

そいつをなんとかして丸め込もうとする冷静沈着な奴が出てくるのだが、登場人物の中でひときわ演技ができる。と思ったら小林稔侍!うっそー!笑
この人のキャラは更にうっそー!という展開があるがそれは観てのお楽しみだ笑


先ほどロカビリー?と書いた音楽は泉谷しげるが担当。今観ると逆に今っぽいと感じるロック調の音楽で、この人は正しく外国のロックを取り入れていたんだなと感心した。


とまあ、ここまで褒めるような感じなんだけど正直好きではありませんでした。

小林稔侍演じるスーパー右翼(名前よ笑)が仁を説得する際に、今の時代元気がいいお前らの方が一般人より良いみたいなことを言う。
確かに威勢の良さは認めるけど、族は人に迷惑かけてるからね?いかに威勢が良くても普段からちゃんとしてる人の方がちゃんとしてるから!と思いました。
ホットロードのレビューの時にも書きましたが、ヤンキーとか暴走族には嫌悪感しかない訳で、すみませんが相容れません。
洋画ならキャラ付・属性としてみれるんだけど邦画になると嫌に距離が近く感じる。うるせえよバイクのアレが!って思う。まあ一般人っぽい人はほとんど出てこないんだけどさ、この作品。

肝なのは後半。
何もかもを失くした仁が選ぶ道というのが、この作品をカルトたらしめている。確かに最後の顔は良い。勢いだけに任せた作品なのは良く分かる。

でもそれ以上に胸には響きませんでした。当時観てたら違ってたかもなー
taiga

taigaの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

荒いけど、凄い。と思ったら卒業制作なのか
近未来、暴走族同士の抗争を描いてるけどストーリーはあってないようなもの。浴びるように観るべき。
終始クライマックスみたいなテンションで、挿入歌がいちいちかっちょいい
「街中のやつらみんなぶっ殺してやる」
かす

かすの感想・評価

3.0
若者が持つ純粋な暴力が
愛国に吸い上げられていく構造が面白い
ラストへの追い上げもすごいが
最初から最後までカッコいい!!それだけ
けどそれがまたいい
最初から最後まで全力で突っ走っていく映画。みんなアホで、愚直に喧嘩とツッパルことに人生賭けてるのが伝わってくる。最後の戦闘シーンに移っていくあたりは少しSFな感じ、最後の戦闘シーン、爆薬をバンバン使って破茶滅茶して終わっていく感じは見終えた時にスッキリ。
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