狂い咲きサンダーロードの作品情報・感想・評価

「狂い咲きサンダーロード」に投稿された感想・評価

Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
「狂い咲きサンダーロード」

冒頭、いつしかの近未来。日本の何処かにあるという幻の街。暴走族と警察、取り締まりと休戦協定、 新道交法、憂国烈志、右翼本部、旭日旗、君が代、仲間の死。今、ヘルメットをかぶって最終戦争へ…本作は石井聰亙がダイナマイトプロと狂映舎で製作し、一九八〇年に監督した作品で、 その八年後に配給会社の東映セントラルフィルムは解散した。本作は監督が二十二歳の時に卒業制作で作ったインデペンデント映画で、米国を始め海外でも人気を博した一本である。この度ATGの「逆噴射家族」がキングレコードからBD発売されるため、「爆裂都市」と同時に手元に置く事にした。久々に鑑賞したが面白い。今回は初のBD高画質、高音質で見たのでなおさら素晴らしく思えた。


この映画は何が凄いかって、学生が卒業制作で作った作品が全国で上映されたと言うことである。こんな事は滅多にない。ビジネスとしてマーケティングとして成功しているのだ。しかも監督はじめ、ブルーリボン賞を受賞したり多くの賞を総なめにしている。また劇中歌として泉谷しげるやロックバンドの頭脳警察のフロントマンだったパンタによるPANTA&HAL、パンク・ロック・バンドのTHE MODSの楽曲が使用された事でも有名である。

さて、物語は暴走族魔墓呂死の特攻隊長ジンは、市民に愛される暴走族を目指す同輩や自分たちを取り込もうとする政治結社に反抗を試みた末、遂には右手を切断されてしまう。しかし、どん底に堕ちてもなお抗うことをやめない彼は、バトルスーツに身を包みで幻の街サンダーロードで最後の決戦に挑むのだった…。本作は冒頭に荒涼とした大地が映し出され、そこに一台の転倒したバイクがある。カットは変わり、街を疾走するバイクが捉えられる。暴走族が廃墟で話し合う…と簡単に冒頭説明するとこんな始まり方をして、泉谷しげるの"電光石火に銀の靴"が流ながら映画のタイトルロゴが出現するショットはマジくそかっこいい。しかも手塚の照明が抜群に効いている。暴走族のメイクアップアーティストも素晴らしい。そんで暴走族同士が暴力に明け暮れている中、Panta & Halのルイーズが流れるのも痺れる。結構君が代が流される。旭日旗はためく場面とかは美しい。

やはりクライマックスの大戦争の場面はいつ見ても迫力がある。どう見たって卒業制作レベルの作品じゃないだろう。これ本当に低予算で作れたんだろうか、驚きである。血糊、爆薬、小物、美術、ヘルメット、ありとあらゆるものが刺激的である。ほぼ終盤あたりに現れる悪ガキ(小僧)もなかなかいい感じに味を出す。あのクライマックスでバイクが疾走する場面の工場地帯って川崎工業地帯なのだろうか?一瞬似てた。結構前に撮影でそこに行ったことがあって、記憶に新しかったからそう感じた。
扇

扇の感想・評価

3.4
イージーライダーが日本で作られるとこうなる。歌はステッペンウルフではなく、泉谷しげる。
オープニングの力強さ、終盤の行き場のないパトスが心に残って離れない。
asy

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4.5
大大大好きな一本。これをバカバカしいと観るのか、胸を熱くさせて観るのか?どっちでも良いけど、私は後者。この映画で泉谷さんの音楽を聴くようになった。翼なき野郎ども、大好き。とびきりの女に会いに行こう、って最高だよね。
80年代に公開だから
元祖お馬鹿映画だと思う。
石井映画に影響された映画が多いんだろうなぁ。
今観ちゃうとあまりクレイジーな驚きはないんだけど。
ダラダラしたシーンがなくてよい。
手足ないプロテクターの格好が
かっこよすぎ。
ゲイの小林稔時が素敵。
Sena

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3.8
これ卒業制作なのやばすぎないか。机の下から話し合い撮ってるのスゲーってなった。あんなにわざとらしくガム噛んでみたいよ。とにかく好きなタイプの狂い方でした。泉谷しげるの劇中歌がまた染みます。
kie

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3.2
カルト人気…あーねて感じ。無声でセリフが字で挿入される場面なんか好きバトルロワイヤルにもあったなあ。
題名がアホらしいので期待せずに観たら、血がたぎって仕方なかった。

主演の、今は亡き山田辰夫さんに、生前直にお会いしてご挨拶できたので、本当によかった。
wabimoo

wabimooの感想・評価

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なぜ切迫しているのか自身も把握できてない茶番
ギザギザハートってコレ?
西

西の感想・評価

4.6
最高。
和製マッドマックスかな。とてもよかった。今だと撮れない題材だが、素敵!
テーマ無し!思想無し!パトスに任せてバイクが暴走しまくる痛快爆裂映画!!!
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