漆原

狂い咲きサンダーロードの漆原のレビュー・感想・評価

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)
4.2
暴走族“魔墓呂死”の特攻隊長・ジンは、市民に愛される暴走族を目指す同輩や自分たちを取り込もうとする政治結社に反抗。どん底に堕ちてなお抗うことをやめない彼はバトルスーツに身を包み、幻の街“サンダーロード”で最後の決戦に挑む。

個人的に嫌いなヤンキー物だったから長らく手を出さなかったが、後悔した。卒業制作作品とは思えない。
全然主人公タイプじゃない奴が主人公で驚いたが、こいつがまた愛嬌があるし筋を通すし高い声で終始叫ぶように話すしで最高に愛らしい。一秒も目を離せないスピード感があり若々しくハイテンション。
「若いなぁ(笑)」とハスに構えて馬鹿にする事が出来ない完成度。
どこが良かったというより最初から最後まで良い。色んな意味で今では作れないタイプの映画。

主人公が「オレ低血(低血圧)だから朝弱いって言ったろ‼︎‼︎‼︎」とバチ切れるシーンが良い。
漆原

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