松田智弘

ワンス・アンド・フォーエバーの松田智弘のレビュー・感想・評価

4.0
実話が基のベトナムとアメリカ軍の話。
導入部分でこの映画を両軍の亡くなった兵士に捧げるという部分があったのでアメリカがなんとか勝って、やったぜ!っていうだけの映画とは違った。
両軍、というかそれぞれの兵士がそれぞれの家族や恋人がいて隣で戦う戦友の為に命をかけて必死に生きている。そんな印象を受けました。
戦争に行って現地で戦い血を見て、仲間の死を見てというのももちろん辛いけど、待たされる家族は生きているのか死んでいるのかも常に不安でその不安と葛藤しながら日々を生き抜いている…。
映画ではありますが、戦争から何かこれを学んだ!というわけではなく、このなんとも言えない重い感じを受けるのが戦争かも。当事者になればもっと罪悪感だったり、悲しみ、生きている喜びみたいなものも感じるのかな…
松田智弘

松田智弘