トノモトショウ

おとうとのトノモトショウのレビュー・感想・評価

おとうと(1960年製作の映画)
3.0
市川作品における岸恵子の美しさは上品でありながら勝気なキャラクターによく映える。コントラストの効いた宮川一夫の撮影が重々しい物語に一層深みを与えている。憎々しい田中絹代の演技も良いが、歯切れの悪いラストには首を傾げる。