おとうとの作品情報・感想・評価

「おとうと」に投稿された感想・評価

市川崑監督作品の中でも、トップクラスに好きな作品です。
とにかく、岸惠子が可愛い!!この映画はそれにつきます!!
(あと、クズ役に定番のある森雅之が珍しくお人好しの父親役をやっています)
Moomin

Moominの感想・評価

3.5
市川崑監督 幸田文原作 1960年の映画 
銀残し、という後々「プライベート・ライアン」でも使われた技法を初めて使って、映像に時代感を出している作品
昔の映画は結構苦手だけど、この映画は凄かったな… カメラワークも全然違和感なかったし、むしろ凄いなと思った。
授業は、やらないと出会えてなかっただろう作品に出会える機会を貰えるから本当にありがたい…
人間的に好きになれない気味の悪さが集まった家族で、居心地の悪い雰囲気の中、さらに不気味な人間が介入してくる…市川崑節炸裂。

ある意味日本映画独特の味ともいえるおどろおどろしさ全開。永遠に後味が悪い。

田中絹代の笑えるくらいの毒親っぷりも凄いが、森雅之は本当に化けるのが上手く、すぐ見ただけでそれと分からないくらい役に溶け込むのが素晴らしい。本物の名優なんだなあ…

カメラアングルはいつも通りに素晴らしい。

家族が崩壊している場合の、あね・いもうとの独特の関係性は特筆すべき。なんなんだろう。こういう兄弟を知っている気がする。
絶妙な距離感と姉を思うあまのじゃくな川口浩が良い味出してた。
岸恵子はこの作品において最高のスパイス。
川口浩はハマってましたねぇ。心配かけまくりのやくざな弟が肺病患ってさらに心配かける姿が見事にハマってました。姉の岸惠子は仕事狂いの父と宗教狂いの継母とやくざな弟に振り回されながら、なんとか家を切り盛りします。弟とは喧嘩もしますがべったりな関係で、これがちょっと私には違和感がありました。過干渉で気持ち悪く思っちゃうんですね。
無関心な父親とは対照的に詮索ばかりする義母
彼女に代わり弟の面倒を見る主人公。
ネチネチとした陰湿な義母役を演じる
田中絹代さんの演技は素晴らしかったけど
味気ないというかなんというか
全体を通しモヤモヤした気持ちにさせられる。
馬も可哀想だったし、、、

*評価の高い作品なので色んな方のレビューを参考になさってくださいね。
scarface

scarfaceの感想・評価

4.2
これを映画館で観たかった!限りなく近い銀残し体験?姉さんは岸惠子しか考えられないよ。
な、何という終わり方

川口浩が倒れてからの展開

今まで見た川口浩の映画の中で、一番のはまり役なのではないかと思うほど

「病院は惨め臭くないところへ入れたい」

モダニスト森雅之は大正時代にマッチする

この年のキネ旬1位なんだと

あと、田中絹代をはじめてカラーで見た
仕事が忙しく放任がちな父と宗教狂いの継母、そんな両親にかわって弟の面倒を見る勝気な姉、微妙な家庭環境で次第に弟の放蕩はエスカレートしていき、そんな日々の中で弟が病で倒れる

全体的にはそんなに面白いとは思わなかったけど、大正期の空気感を出した映像、役者の演技でそれなりには楽しめた
この技法「銀残し」って言うんですね、勉強になりました

先日山田洋次監督の「おとうと」を先に見ていたので少し気になってはいて、実際見てみると確かになるほどと思った

弟役の川口浩の年齢は少し気になるんだけど、岸恵子については特に気にならないのが凄い、元気でかわいくて表情豊かで今まで見た岸恵子で一番良かったかも

あとはラストシーンが印象的、弟の死の直後でも変わることのない気の強さみたいなシーンなのかな
Marrison

Marrisonの感想・評価

2.2
岸恵子さんが若さと美の絶頂期にこんな演技をしてたこともあったっけ、という軽い記録にすぎない。フィルムの色合いなんて今になればどうだっていい。

不品行な弟役(川口浩さん)は、喋り方もキャラ全体も戯作的でまったく好きになれない。(大正~昭和前期という時代ごと?)ゴミ箱行きかな。
美貌の岸さんが「どうせあたしは不美人よ」と白々しく台本通りに言い、観客は「はあ?」・・・
とにかく、旧い家族制度にがんじがらめにされてる若い長女が、弟に時々怒りをぶつける物語なんだが、それは「迷惑だから」じゃなく「まっとうに生きてほしいから」。現代人からすれば、お姉ちゃん(岸さん)あんた怒るところがまちがってるよ。イライラするよぉ。
もっと超時代的に賢い仕事ができたはずの脚本家。。。。

終盤、彼女への愛を継母がぎこちなくも表明し始めたりして、物語は人間の真実を今さら探り当てようとしてる。何だか遅いんだよ。
八重洲スター座の「市川崑特集」で鑑賞。(2本立て)

岸惠子と川口浩が好演。

姉(岸恵子)と弟(川口浩)は仲がいい。姉にだけ甘える弟は警察の厄介になったりする困り者だったが、結核で倒れる。ベッドの弟と付き添いの姉が、紐で手を結びあって眠る場面は印象的、かつ有名。外国では、この場面、別の解釈をされて話題となったそうだ。
岸恵子の好演により、感動作となった。
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