おとうとの作品情報・感想・評価・動画配信

「おとうと」に投稿された感想・評価

市川崑監督の名作。昔の映画見ていると家族の距離感が近すぎて面食らってしまう。はちゃめちゃな弟とたしなめながらも面倒見のよい姉。まるで恋人のように寄り添うふたりだが、弟が病に冒され……。

姉弟の愛情と当時の家族の姿があとを引く。

宮川一夫によるカメラがとにかく印象的。。突然の顔のアップや物への寄りがやたらと余韻を残し、時に絵画的な美しい静的なシーンも。

神保町シアターにて。
起き上がってエプロンつけ直す岸恵子にガツンとやられた
あと江波杏子は実写疑うぐらい、架空の人物かとおもうぐらい美しい
『プライベート・ライアン』『マイノリティ・リポート』『宇宙戦争』などで巨匠スピルバーグも使っている「銀残し」といわれる映像処理の技法。
現像の際にはフィルムから銀を落とす?そうですが、敢えてそれをやらない手法のことらしく画面が霞んでザラついた味わい深い感じになる。
実は本作がその手法の世界的先駆けだそうでエポックメイキングな作品ですし、もちろん本作の画もその技法と宮川一夫のカメラワークが相まって画面が素晴らしい。

おとうとというタイトルに反して弟(川口浩)よりも姉(岸恵子)の方が魅力的。
とことん手の焼けるダメ弟の面倒を見る姉の懐の深さは海より深い。弟の懐かない継母に代わって献身的に愛情を注ぐ本物の母のようで強い母性を感じます。

神経質で哀しげで暗い芥川也寸志の音楽は勘弁して欲しい。本作の岸恵子にはもう少し明るいスコアの方が似合ってると思う。
m1999

m1999の感想・評価

2.5
お姉さん以外の登場人物全員腹立つ。
時代だろうけど、男尊女卑も甚だしい。
上旬

上旬の感想・評価

3.4
【1960年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
幸田文の同名小説を市川崑監督が映画化した作品。宮沢一夫による「銀残し」の撮影手法により独特の映像美が表現されている。

特にこれといった盛り上がりがある訳でもなく、正直話自体は退屈だった。

ただやはり銀残しによる渋い映像美がこの話には合っていると思ったし、足だけを執拗に映したり斜め上からの室内カットだったりサスペンス的な演出もうまいと思った。

誰もが異なる方向を向いているような、誰も理解し合っていない欺瞞に満ちた人間関係、家族の重苦しさが銀残しという映像手法により上手く表現されていたと思う。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.7
世話焼き

いつまでも一緒とは限らない姉弟。
仕事ばかりの無骨な父とリウマチを患った継母。
二人の世界を築くしかなかった姉弟。
製作された1960年。当時にこの作品を観ていたらどんな感動に溺れたんだろう。
役割がはっきりしたキャラクターが揃う中、時折訪れる田沼夫人こと岸田今日子さんが印象的。
煮え切らないような展開ではあるけれど、ある一家の出来事を切り取ったこの作品に触れられてよかった。

×××
弟の世話に手を焼く姉。深い姉の愛情に甘える弟は決して素行がいいとは言えず、厳格な母親に叱られるのは姉の役回りだった。この一家にある異変が訪れる。
初めて「銀残し」という映像手法を体験したが、なるほど悪くない。特に今回のような「煮えきらない中での逞しさ」のようなテーマを描いた作品においては効果が発揮されていたように思う。

継母がクソだと思って見始めたら、「おとうと」がもっとクソだった。誰にも正義らしきものが感じられず、登場人物全員が惰性に引きずられている点に、むしろ映画っぽくないリアルさを感じた。

岸惠子は相変わらず魅力的ではあったけれど、さすがに17歳の女学生を演じるには無理があった。その弟を演じた川口浩も。最後まで、「さすがにもう少し分別があってもいいだろ」という感が拭えなかった。
Ko

Koの感想・評価

5.0
家族という形態。血の繋がりという縁。姉弟という関係。
無条件に溢れる愛
注がなければいけない愛。
当たり前のように一つ屋根の下で暮らす人と人。
俯瞰して見れば学校や会社と同じ人間の集団だが、内側に入ると感じられる不思議な絆がある。家族。
unpoko

unpokoの感想・評価

-
ストーリー △
編集 △

話の流れが難しかった。
銀残しは素晴らしい。
upq

upqの感想・評価

3.5
映像美。誰も救われない!終わり方の投げっぱなしジャーマン感
浜村純がここでもちょい出演してて嬉しくなった。
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