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たそがれ清兵衛のmidipapaのレビュー・感想・評価

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)
2.8
幕末の庄内、海坂藩下級武士井口清兵衛の娘、以登の回顧録で話が進んでいく

この清兵衛は老いた母親と母を亡くした二人の娘の面倒を見るため仕事が終わると同僚との付き合いもせず、家に帰るのでたそがれと影でいわれパッとしないが、その反面、剣術の腕は一流で、欲がなく貧乏であっても実直な人物像を描いている。このキャラクター設定は意外性があって面白い。又、幼馴染みの朋江と再会後にある藩命が下り自分の思いを打ち明けるシーンがあるが、観ていて何とも切ない感じがひしひしと伝わってくる。全体を通し暗い作風ではあるが、内容にとても好感が持てしっかり観る事ができた。
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