マツモトタクシー

狼のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

(1982年製作の映画)
3.0
「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」の長谷川和彦監督が中心になり9人の監督と共に大手の映画制作会社からの制約を逃れ作家性と娯楽性の両立を目指し立ち上げた会社

ディレクターズ・カンパニー
長谷川和彦、池田敏春、石井聰亙、井筒和幸、黒沢清、相米慎二、大森一樹、高橋伴明、根岸吉太郎、大森一樹
1982年設立ー1992年倒産

その旗揚げ作品として上映1時間前後のピンク映画の小品3作を「ピンク!朱に染まれ」と銘打ち3本立てとして上映

色々な作品が作られるが商業的には成功せず10年で倒産
しかし新たな才能ある監督達を生み出し後に評価を得た作品も多い☺️

レンタルも3in1の形なのでお得感あり😁

3本まとめてレビュー❗
正直どの作品も特別面白いわけではないですが1982年当時の大手からではなく自分達の手で新たな流れを作りたいインディーズ精神の様なものを感じます
音楽も自主レーベルが増え初めた頃
当時の街の様子ビルやライブハウス、ディスコや空気感が内包されていると思います☺️



高椅伴明監督作品
ただひたすら走り、食べ、女を犯す
そのことだけを繰り返す男
部屋には冷蔵庫しかない
ある夜、運命の女と出会い同じ世界に生きる者であると肌で感じあうのだった。。



高度成長期の文明に対するアンチテーゼなのかな
時々、新聞勧誘など世間の者が介入してくるがお構い無しに愛し合う
破滅的なラストへ

音楽  宇崎竜童・泉谷しげる
進行  黒沢清
助監督 周防正行 

大杉漣さんもちょい役で出演