虎舞羅ーコブラー

黒い家の虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
3.8
第4回日本ホラー小説大賞を受賞した、貴志祐介の「黒い家」を実写化。

・あらすじ
大手生命保険会社「昭和生命」の京都支部で査定業務を務める若槻慎二は、保険加入している菰田重徳を訪ねる。すると、家の中で首を吊った菰田家の息子の遺体を発見してしまう。保険会社は、菰田家の過去の不可解な保険金請求を考慮し、支払いを保留する。しかし、重徳や妻は異様なほどに支払いを迫ってきた…。

・感想など
このジャケットを見て心霊系かと思っていたのですが、怪奇現象は一切起こらない、異常心理系のホラー映画でした。
「仁―JIN―」の坂本龍馬役で知られる、内野聖陽さんが若いですねぇ〜。「初恋」とは違う、気弱な性格の演技が新鮮でした。
演技で言えば、大竹しのぶさんは狂気的でしたね。どんな手を使ってでも絶対に殺してやる…という気持ちがイヤなほど伝わってきます。「ア"ア"ァァ!!!」という叫び声、思い出すと怖い…。
私が個人的に好きな犯罪心理学が多く出てくるので、かなり楽しめました!