ちゃんた

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のちゃんたのレビュー・感想・評価

4.2
やっと来年、新作が見れるということで復習を兼ねて見直してみることに。今回の「序」はテレビ放送版の復習みたいな感じであまり印象に残ってなかったけど、改めて見るとすごく面白い。謎だらけのストーリーなのに、映像の美しさや使徒、エヴァのカッコ良さに魅入られてしまう。よく分からないけど面白いというのは、この作品が長い間愛されている理由であり、賞賛されるべきことなのかなと思う。

庵野秀明らしい描写も魅力的だ。未来都市の話なのに、どこかアナログで昭和の匂いがすごい。世の中が存亡の危機だというのに、平常時は満員電車で通勤してたりして、ウォークマンを聴いて、獺祭を飲む。昭和のアップデートといった感じで、懐かしさが半端ない。エンディング曲を歌う宇多田ヒカルも、昭和ポップスのアップデートのような感じがして、とても相性がいい。

改めて見て、この作品がやっぱり好きだと思った。映像から映像以外の温度や匂いが感じられる。アニメーションでこれが表現できるというのは、なかなか凄いのではないかな。
ちゃんた

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