よどるふ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のよどるふのレビュー・感想・評価

3.7
エヴァの射出。見知らぬ天井。寝ながら見上げる青空。眼下の都市と地下の基地。エスカレーターとエレベーターによる移動。そして訪れる“天(地)を貫いてくる敵”。全体に張り巡らされる“縦”のイメージ。

広大なジオフロントの移動には不安がつきまとい、逃避行の果ての道には大きな断絶が現れ、操縦席から目撃する父の表情には心が曇る“横”のイメージ。ヤシマ作戦決行時の「重力」というワードにより今一度“縦横”を決定づけ、“縦”を貫く敵を“横”から貫く決着。使徒撃破時に発生する“十字架”も見事にハマってる。
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