オーウェン

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のオーウェンのレビュー・感想・評価

3.5
エヴァンゲリオンを新たに4部作として作り直す。
TV版では意味不明。というかある意味逃げな大団円という終わり方。
それではまずいと劇場版2部作としては、最後のアスカのセリフで見てるこちらも同じ状態に。

庵野監督は10年ぶりに新たな物語として構築することを選んだ。
それはつまり終わり方としては正しくない。失敗を意味することだ。
この判断が正しいかは新4部作に掛かっている。

まずは序だがこれはTV版の総集編みたいなもの。
始まりからヤシマ作戦までの肯定を、新たな画で見せる。
覚えていたはずだが、実に新鮮な印象を受ける。

高校生のころと違う感性の状態が、シンジの拒否感を素直に受け入れられる。
ガンダムにも共通する、戦う意味を端的に見せる。

破の予感がすでに感じられるものが幾つかある。
なんでカヲルがもう出てきており、しかもシンジを知っているのか。
使徒も出てくる順序が違っていたりなど。

これらは破を見て納得させてくれるのか。
完全にオリジナルなその部分を予告で感じさせるが、果たしてどういう結果になるのか。
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