オモチャの視点から人間や社会を見ることで人間視点では気付けない消費社会の問題点を浮き彫りにした作品。愛嬌のあるオモチャ達に批判させているので説教臭くなっていない。資本主義と消費社会の批判しつつ商業的に成功しているのは清々しい。
解像度が上がり本当に生きているかのように動くオモチャには感情移入してしまう。また、舞い散るホコリやバウンドするガム等複雑な動きを表現しているところにクリエイター魂を感じた。
例えいつか捨てられるとしても金にモノを言わせるオタクではなく、純粋な子供たちに寄り添うべきだというメッセージが伝わった。