おくちん

ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオンのおくちんのレビュー・感想・評価

2.9
久しぶりに観ました。クラッシャージョウに続く安彦監督の劇場映画2作目。安彦映画の中では一番好きです。小学生の時に劇場で観たので思い入れはあるかな。物語は大人に振り回されるアリオン、ティターンの兄弟同志の争いなどありますが、表面的な描き方で人物や背景の説明が甘く、感情移入はしづらい感じでした。ただただ若いアリオンのレスフィーナへの思いと安彦キャラを堪能して楽しむ作品です。最後の調子はずれな主題歌は時代と大人の事情なのでしょうか。この作品の2年前に公開されたナウシカがあの安田成美のイメージソングでエンディングロールを迎えたらこんな感じ?と想像してしまいました。音楽は同じ久石譲だったのに、終わりが勿体ない...。さあ次はヴィナス戦記です。