AyAnO

ゴースト・ドッグのAyAnOのネタバレレビュー・内容・結末

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

侍の生き方を愛するギャングの物語。

侍×切腹×ボスに対する忠誠ってワードが最初の方に出てきた時、きっと主人公ゴーストドッグは死ぬんだろうなと思ってたら、やっぱり。ボスに殺されるっていう終わり方。でも彼は悲しくも、後悔してるわけでもない、ボスが彼の命を救ってくれたから、彼もボスの命を救うっていうことに徹底してた。

彼が最後に羅生門の本をボスに渡したのは良いシーンだと思う。ボスは最初ゴーストドッグの味方をしてたけど、上が殺せというからしょうがないと受け入れたこと。自分が生き残るためにしょうがないと思ってたことを改めさせるようにって思いがあったのかな。その後ボスがどのようになったか分からないけど、この終わり方も羅生門のストーリーに似てるね。

あと全て熟知ってTシャツみて笑ったけど、ちゃんとストーリーにあうように選んだ気がする。ふっと笑うシーンが何個かあって、全体的に脱力系ギャング映画って感じが好き!
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