ゴースト・ドッグのネタバレレビュー・内容・結末

「ゴースト・ドッグ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

マフィアはほぼイタリア系かな。
ボスは毛色が違うようだ。
警察は明らかな白人。
ラスト、ルーイが車を出せと言っても車は出ない。
ボスの娘の言葉で車は走り出す。
どうしようもなく人種や階級に縛られた窮屈な社会が映し出される。
自由に空を飛ぶ鳩達は殺される。
良い大人もカートゥーン観て大して何も考えていない。

武士道とかそういうハッキリ前に出てるものじゃない所がいい。
武士道を行くフォレスト・ウィテカー。

もの静かな雰囲気に溶け込むようなフォレスト・ウィテカーの存在感。
余計なものはいらない、混じり気のない気高い彼を堪能できます。

一風変わったアクションシーンが格好良い。
DVDで観たものだから、一見処理落ちかな?なんて思ったけど、まさか残像だとは。

フォレスト・ウィテカー好きには堪らない内容でした。
日本が携わることも関係しているかもだけど、正しい日本の文化が伝わっていることも好感が持てた。
監督にジム・ジャームッシュ、音楽はウータンのRZAなんて面白くない訳がない!
やっぱり最高だった…。

組織に仕える殺し屋がある出来事をきっかけに組織に追われる、っていういかにもありがちなストーリーだけど、ジム・ジャームッシュ節がこれでもかと炸裂してる。

まず主人公が武士道に生きる黒人ってのが笑えるし、親友はフランス語しか喋れない黒人だし敵対組織は中年だらけのマフィアだし。

大した緊迫感も無く、ゆる〜くストーリーは進み、主人公がピンチになる事もなくあっさりと組織は壊滅。でも最後まで武士道を貫いた終わり方は良かった。

RZAの妖しいチープなサウンドも映画にバッチリ。最後ちょろっと謎に出てくるのも最高でした!

葉隠読んでみようかな…。
”死”に対してまだ自分の中で答えが出せていないから余計に難解で、虚しすぎる主人公の最後をどう受け止めたらいいか分からず、取り敢えず心が痛い。読書好きで真っ直ぐな彼の純粋さが他で見いだされたら良かったのになあーとRZA aka Bobby Digitalの哀愁漂うビートに体を揺らしながら、死について考えました。
スタイリッシュな雰囲気は
さすがジム ジャームッシュ。

ロックの掛かった銃を手にしたパーリーン...カチッと引き金を引くが当然弾は出ない、しかし、よろけるルーイ...
鳥肌が立つシーンだ。
序盤★3 中盤★3 中盤★2.5

「葉隠」を愛読し、「武士道」等の古き日本人の生き様の美意識を体現するゴースト・ドッグという名の殺し屋。

一見するとひとりのマフィアに助けられた恩義を忘れず忠誠を誓い、
自分の信じる道を、例えそれが最後は死だとしても覚悟を決めて突き進むのが漢の道さ…ってカッコいいように思えるけど、
結局現代社会でもこの構図はあり得る訳で、
社畜と化し上司のために頑張る平社員ないし派遣社員。
けど結局その上司の上にも上司がいる訳で、
この構図の中間層でも美学を通すのがそれこそ美学なんやろうけど、
まさしく犬死にのようにしか思えなかった。。。

まあ本当はもっと深い意味のある武士道なんやろとは分かっていますが、
どうせならもっとドラマちっくに、エンタメちっくに、
例えばラストのあの場にはアイスクリーム屋の言葉は通じないけど心は通じる友や、幼い女の子もおった訳で。。。
ベッソンやゲスいオレが監督ならそれらを利用するやろうけど(笑)、
ジャームッシュはそういう展開にはせんわな。。。

2017年264本目(再見)
以前、書いたバーの店長が貸してくれた三番目の作品。
今まで見たジム・ジャームッシュ監督作品とは雰囲気が違い、タランティーノみたいな要素も多いな印象を受けました。
勿論、そこに混在するユルさは確実にジム・ジャームッシュらしさがあるんだけど。

外国人が捉える武士道ってギャグになってしまいがちだし、この作品も少々そのテイストは持ち合わせている事は否めませんが、殺し屋と言う職業にきちんと落とし込まれていました。

とか何とか言ってますけど、とりあえずRZA最高っすよねーーーーーーー!!!!!!!
ウータンの中ではRZA推しさーーーーーー!!!!!!!!!

あと、フレイバー・フレイブのラップは相変わらず笑える。
http://ameblo.jp/pleasebreathe/entry-12248687937.html

「武士道とは 死ぬことと 見つけたり」
葉隠/山本常朝


黒人×武士道 という異様な組合せ。

「Oh!!!!SAMURAI!クールジャパニーズカルチャー!hoo!」的な映画かと思ったけど
冒頭のCDをかけるシーンで、バリッバリのBLACK MUSICが流れてホッとした。

わし、演歌流れると思たねん。違ってよかったわホンマ。よう分からんけどな。


動物に好かれるデッカい黒人ゴーストドッグ。
「すべてを熟知」と書いたアホみたいなTシャツ着てる、優しい目をしたゴーストドッグ。


彼は、本当に、武士道に生きた。

大きいリアクションもせず、恩師への忠誠心を絶対に捨てず、死を恐れず、仕事を淡々とこなす。


「古い流れに生きている。けれども時には、古い流れってのも悪くはない。」

命の恩人ルーイは”BUSHIDO”に生きていない。

古い流れに取り残されたゴーストドッグの独りよがりな”BUSHIDO”人生。

ルーイは何も知らず最後にゴーストドッグを撃ち殺そうとする。

ゴーストドッグは言う。
「ロマンチックだ。」

弾の入っていない銃をルーイに向けて煽り、あえて自分を殺させようとする。

「”BUSHIDO”とは 死ぬことと 見つけたり」

死を恐れない。

そして、”BUSHIDO”に生きた彼は、命の恩人に殺されて人生の幕を閉じる。

最高にロマンチック。

ゴーストドッグは”BUSHIDO”を全うしたのだった。
武士道の精神に魅せられた黒人の殺し屋ゴースト・ドッグ。

終始淡々としてて、ドッグの孤独さがひたすら滲み出る。登場人物もユニークで一人一人しっかりとキャラが立ってる。

戦いだけを描いている作品ではないが、銃ではなく刀を殺人に使う場面をずっと期待していたので、残念。