1963年にアメリカでつくられたリチャード・クワイン監督作品。締め切り間際にもかかわらず仕事の進まない映画脚本家のもとにやってきたタイピストは……。
オードリー・ヘップバーンがタイピストとして来たらどんな脚本家だってお仕事進むっしょ! ってことはまぁおいといて、何度も『ヌーヴェルヴァーグ』って言葉が出てくるところからもわかるとおり「落ち目のアメリカ映画よ頑張れ!」っていう応援(自虐?)映画なんですかね。名作映画をちょいちょい再現するあたりなんとも涙ぐましい。
が、なぁ、今みるとウィリアム・ホールデンがあまりにおっさんだし、オードリー・ヘップバーンが美しすぎるし、このふたりがチュッチュやりまくってるのはものすっごく気色悪い。もっといえば「お前らふたりのキスだけ見たいんだろ?」っていう作り手の傲慢さすら感じちゃう。
でももしかしたら『プレミアムシネマ』さんの狙いは年の差カップル礼賛だったりして。すげぇやマイケル富岡さん!