このレビューはネタバレを含みます
一歩間違えれば名作SFに名を連ねていただろう迷作。惜しい!
深海に沈んでいた宇宙船は、実は未来のアメリカからやってきました!と発覚したシーンがピーク。古典SFをなぞっていて期待が高まる。
しかし、主役の“スフィア”は何だかチープなビジュアルで、登場人物たちも稚拙。だんだんと雲行きが怪しくなっていき・・・
終いには、あちこち振り回された挙句、球体をポーンと放り出して解決してしまうラスト。これではあまりにもヒドイ。
みるみるうちにつまらなくなっていく作品で、低評価も納得の一本。アイデアを詰め込みすぎて、収拾がつかなくなってしまった憎めない作品です。熱意はビンビンに伝わるんですが・・・