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堕天使のパスポートのlemmonのレビュー・感想・評価

堕天使のパスポート(2002年製作の映画)
4.6
大好きなシーンがある。
ソフィーオコネドとトトゥがバスローブ姿で2人で1本のタバコを吸い合い「凄い取り合わせね」と笑い合う。
生き抜くためにしたたかになる。
ならざるを得ない。
真逆の人間同士の心の通じ合い。
泣けてくる。


イギリスに不法滞在やら、移民としてきた人たちの物語。
弱みに漬け込むやつらが残念ながらいる。

物語は、最悪の悪事でありながら、とっても素敵な悪事でもある話。
弱者だがらってただ黙っていない。
牙を剥く時もあるのだ。


シリアスドラマながらテンポが良く、オコネドを中心に人生のユーモアも注ぐ。
暗闇から抜け出せない物語ではない。
辛いシーンもある。
弱者が望む微かな希望。
望みは人として当然の権利のはずなのに、、、


先日観た「キンキーブーツ」とはまた別人のイジョフォー。眼差しが優しい😊。
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