MAY

招かれざる客のMAYのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
3.9

1967年当時は、現在と比べると
はるかに黒人差別がひどかった
頃で、リベラルなはずの
新聞社オーナー夫妻の本音と
意識が試される1日。

キャサリン・ヘップバーン扮する母親のビジネスパートナーに
対する毅然とした態度がとても
カッコ良かった。
父親の友人の司祭も素晴らしい。
でも、黒人のメイドが同じ黒人に対して強い差別意識を表すのが
興味深かった。

現在は黒人の大統領が出現する
ぐらい、昔とは世間の意識は違っている。
それでも警官が黒人を違法に検挙したり殺害するBlack lives Matter
問題もある。

人種差別は、依然無くならないし
アジア人の私も外国でたまに遭遇する事も。
差別問題だけでなく、人としての
矜持や品性を考えさせられる映画だった。
MAY

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