MasaruOnuma

招かれざる客のMasaruOnumaのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
2.0
いきなり実家に彼氏連れてきて、「この人と結婚するから!ほいで今日の夜この国出るからOKだけちょーだい」って言われたら、同じ人種でも反対するだろ、と思いました。肌の色関係なしに、OKする方がどうかしてるわw
異人種間の結婚について、プラスすぐに国を出る設定だと、親の悩みが二重になっているので、どうも親に同情してしまいました。まぁ、答えを急がせる方法という事でこの設定にしたんだとは思いますが。

一番納得いかなかったのが、シドニーポワチエのキャラクターが名声だらけの超エリート医師という点。そんだけすごい設定を最初から上乗せしている時点で作り手の偏見が出ているとも感じました。路上ミュージシャンじゃダメだったのでしょうか?w
これだと、「富も名声も得てるし、将来も安泰だし、黒人だけど、、、まぁ生活には困らないと思うから妥協するか!」と親がしぶしぶOKしたともとれました。
じゃなきゃラスト、あんなに説教くさい演説を自分に言い聞かすように長々と言わないと思います。
とにかく、結果作り手側が一番偏見を持っていた、という「ハンサムスーツ」のような映画でした。
MasaruOnuma

MasaruOnuma