ゆう

招かれざる客のゆうのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
4.8
人種差別に真っ向から向き合った作品。

主人公の父親は差別撤廃を掲げている新聞社社長だが、いざ娘が黒人の相手を連れてきたとなると話は違う。
自分の今までの理念が揺らいでしまうほどに、自分の身に起こったことが衝撃的だったのだ。

なによりも印象的なのが、黒人男性の両親や黒人使用人もこの結婚に反対したことである。
差別されている身分である自分たちにはこの結婚はふさわしくないと頑なに認めようとしない。
差別によっそれぞれの幸せの概念を勝手に決めてしまっており、私自身もハッとさせられた。
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