「ノータイムトゥーダイまで駆け抜ける」
02.慰めの報酬
前作ラスト、ヴェスパーを失い傷心のダニエルボンド。
任務と復讐の間で揺れ動きながら、「007として」を描く。
真っ先に感じたのが、アクションシーンと背景を交互に見せる演出。
率直に言うと、これが本当に見づらい。
水上での銃撃戦やジェット機での空中戦など、見せ場らしい場面なのに少し残念。
しかし、砂漠に囲まれた建物での爆発など、なにかと景気が良い部分は120点。
ストーリーも、個人的には前作と比べてスケールダウンしつつも、分かりやすいコンパクトなものに仕上がっていた。
次作「スカイフォール」への導入だと思えば、かなり楽しめる映画だと思う。