吉島崇光

007/慰めの報酬の吉島崇光のレビュー・感想・評価

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)
3.9
「ノータイムトゥーダイまで駆け抜ける」

02.慰めの報酬

前作ラスト、ヴェスパーを失い傷心のダニエルボンド。

任務と復讐の間で揺れ動きながら、「007として」を描く。

真っ先に感じたのが、アクションシーンと背景を交互に見せる演出。

率直に言うと、これが本当に見づらい。

水上での銃撃戦やジェット機での空中戦など、見せ場らしい場面なのに少し残念。

しかし、砂漠に囲まれた建物での爆発など、なにかと景気が良い部分は120点。

ストーリーも、個人的には前作と比べてスケールダウンしつつも、分かりやすいコンパクトなものに仕上がっていた。

次作「スカイフォール」への導入だと思えば、かなり楽しめる映画だと思う。
吉島崇光

吉島崇光