婚約者を殺された男が連続殺人鬼につけまといネチネチ復讐していく話。
グロいと言うより、痛いシーン多め。
あと排泄物をはっきり映すシーンがあるので注意⚠️
もう10年以上前の映画だけど、スリラー?ホラー?映画として完成度高くて胸糞だけどお気に入りの作品。
冒頭で婚約者の女性が襲われるシーンは本当に怖い。
そこから女性が遺体で発見されるシーンで壮大な音楽がかかり、これから始まる復讐劇を盛り上げてくれてるかのよう…
視点は犯人側が多めで彼の鬼畜っぷりをたっぷりうかがえる。
殺害シーンもバラバラに切断するシーンは映像にはなく直接グロい描写もないけど、キレイな女性が裸で血塗れってだけで何をされたか想像できるし、命乞いする女性を切断する音がゾッとする。
2時間半ほどある作品だけど最初の30分くらいで犯人をつきとめボコボコにしちゃうので、あれ?もう殺して終わり?と思えるけど、この映画の本番はここから。
犯人に追跡装置を飲み込ませ、お金まで渡してわざと逃亡させる。
主人公はそれを追いかけて、犯行する度にあらわれボコボコに。
しかも会う度に手首を折ったりアキレス腱を切ったりと拷問もエスカレートさせ、死なせないように応急処置もする。
結局途中で気付かれちゃって婚約者の家族が犠牲になり自首しようのする犯人…
この自首へ向かう犯人を連れさらうシーンは無理矢理感あって、そう上手くいかんやろ⁈とも思えるけど、そもそも主人公が強すぎるし、それ以前にもめちゃくちゃなので面白い。
最後は意外とあっさりしてるけど、復讐を終えた主人公の涙が悲しい。復讐って結局は虚しさしか残らないんだな。
悪魔を倒すには自分も悪魔にならなければならない…この映画のタイトルは、そう言う事なのかなと考えさせられる。