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復讐するは我にありのkaitomoのレビュー・感想・評価

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)
3.7
何を考えているか分からないが、淡々と殺し、奪い、モテる男「榎津巌」が底知れない。作業のように殺すし、殺す必要がなくても殺すので、共感不可である。
父(三國連太郎)と巌の妻(倍賞美津子)の不貞のくだりが、割とじっくり描かれるのが気持ち悪くて、それで巌に少しだけ同情する気が生まれる。倍賞さんの体美しすぎる。
後半はラブロマンスでもあるが、前科もちの覗きババアや、DV夫もなかなかキツいキャラ。
本当に殺したいヤツは殺せない、そんな情けなさが悲哀を誘う。
映画としては長すぎるのが玉にキズ。
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