Nanako

復讐するは我にありのNanakoのネタバレレビュー・内容・結末

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ハルの母を殺すために二階へ上がると下から巌の母が出てくるところが印象的だった。巌にとって母が一番心を許せる存在のようにみえたし、ハルの母に対する同様の印象を受けたうえに、この演出なので母親とハルの母を重ねてみてたのではないだろうか。
主人公にとって勇敢だった父親像が壊れたときから主人公がなんとなく抱いた焦燥感が殺人の動機なのではないか。
親に認められたいという思い。親に愛されているのに気づいてはいるものの、それをまっすぐに受け入れられない弱い自分。それに対する怒り(他にも色々あるだろうけど)を殺人や性行為にぶつけていたのではないか。
Nanako

Nanako