Carol

影なき殺人のCarolのネタバレレビュー・内容・結末

影なき殺人(1947年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

街の親しまれた神父が何者かによって銃殺され、なかなか容疑者が見つからずに住民の不安も募る中にWaldronという1人の復員兵が逮捕される。
冤罪をかけられて、何時間も尋問された上に事実ではない事を自白してしまったWaldron。
Waldronが真犯人では無いと思ったHenryは彼を助けようとする。

実話を元にした物語だという事でストーリーも非常に作り込まれており、スリリングな映画でした。
いち早く容疑者を有罪にして安心して生活を送りたいという気持ちの余りに、自分の目で見た情報を過信し、固定観念を持っている目撃者の恐ろしさ。

政治的な観点や住民からかけられる圧力にも堪え、正義を貫いたHenryには流石としか言いようがありません。

真犯人が逮捕されずに事故死した事に対しては歯痒さを感じますが、

“The primary duty of a lawyer exercising the office of public prosecutor is not to convict, but to see that justice is done.”

22 05 2/21 (4)
2022 54/? (?)
Number 395
Carol

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