あいす

天使にラブ・ソングを2のあいすのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)
3.4
久々に見るとほんと面白くて大好き!
冒頭の1を踏襲したパフォーマンスとか、懐かしい面々のライブとか、「シス……ター…?」ってなる感覚がめちゃめちゃ好きです。
そして今回のマリアクラレンスは、活躍しつつ生徒たちのサポートに徹してるのがホント良いよね。
教職の経験なんてないけど、多感な思春期の青少年に上手く寄り添えるし、彼女自身が決してぬくぬくとした環境で生きてきた訳では無いから、等身大で目線を合わせつつ見守る包容力がすごく頼もしい。
芸能生活してるから、社会の厳しさをずっと味わってきた人の説得力というか。

音楽クラスのメンバーも実はいい子ばかりで、真正面から対等にぶつかってくれるマリアクラレンスに心を開くのは割と早かった印象。
比較的最後まで抵抗してたリタに関しても、親の意向との板挟みが大きかったから、本当にヒネた子は居ないんだよね。
もしあのまま放置してたら、戻れないくらい ヒネた可能性が高いので、上手く踏みとどまらせることが出来たなーって感じです。

神父さん達も皆いいキャラしてて、音楽コンクールの時の結託は最高でした(*^^*)

ドタバタ感は1の時よりは落ち着いてて、むしろ子どもら(特にリタ)の気持ちに寄り添い導く場面が多かったので『物足りない』って人もいるかもしれないけど、個人的には不満はないです。
リタのお母さんもキツい性格してたし、あの接し方は子どもには辛いものがあるけど、親として子を安全・安定を願う気持ちもわかるんだよね。

最終的にスッキリした気持ちで終われるし、安心して見られる。
なんだかんだ言ってシスター達に信頼を寄せていく生徒たちの変化もすごく愛しくなりますね!!
気軽に見られるので、エネルギー使う映画は避けたいなーって時にもオススメです。
笑うけどw

聖歌隊お披露目ライブ(?)のあの超高音が役者さんのアドリブで、マリアクラレンス含めみんなのリアクションが素だったって話すごく好きです!
あいす

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