雷さま✕三隅研次の59年の作品。親の仇を狙う青年の前に、謎の男が現れる。
このコンビの前年の作品と比べると、セットが大きく豪華になって、ググッとスケールアップ（ここまでの作品には庶民的な魅力があったけど、それはない）。
映像はカット長め、カメラワーク多めで、三隅作品としては変わってるかも。
雷さまはべらんめえ口調の謎の男で、軽妙なキャラクター。正体はクライマックスで明かされ、そこからガラッと違う演技に。これが、もうズルいなあと思いつつも、格好よくて、ファンは必見！！
共演の左幸子は、セクシーな悪女役がとてもお似合い。中村玉緒は対照的な魅力で、踊りを披露する場面もあり。
