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特攻野郎Aチーム THE MOVIEのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2023/3/5鑑賞。70点。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
舞台はメキシコ。
テンプルトン・"フェイスマン"・ペック中尉(演. ブラッドリー・クーパー)は、地元の犯罪組織に潜入捜査中であること、組織のボスの妻と不倫していたことがバレて拘束されていた。

元軍人でありながらギャングに身を堕としたボスコ・"BA"・バラカス伍長(演. クイント・ジャクソン)は、偶然ハンニバル・スミス大佐(演. リーアム・ニーソン)と出会う。
メキシコの麻薬組織に捕われたフェイスマンを奪還するために車が必要だと言うハンニバル。事情を知ったBAはハンニバルに手を貸し、フェイスマンと組織のボスの妻を奪還する。

精神的に不安定なためメキシコの軍病院に収監されていたH・M・マードック大尉(演. シャールト・コプリー)が凄腕のパイロットと知ったハンニバルは、彼を退院させて、メキシコから脱出することに。

マードックのヘリ操縦によりアメリカ-メキシコの国境を超えたハンニバル、フェイスマン、BA、マードックの4人は通称"Aチーム"を結成して、8年間で80以上の任務を成功させる。

イラクに渡ったAチームは、国防総省のキャリサ・ソーサ大尉(演. ジェシカ・ビール) と合流。フェイスマンとソーサはかつて恋仲だったが、ソーサが自身のキャリアを選んだため破局した過去があった。

国防総省がキャッチした情報によると、【かつてサダム・フセイン配下だったゲリラが、アメリカドル紙幣の原版を手に入れ、原版と10億ドル分の偽札を持って国外逃亡を図ろうとしている。彼らの警護は、イラクの元特殊部隊員たち】。

国防総省とは別行動を取るCIAのリンチ(演. パトリック・ウィルソン)は、Aチームにゲリラの壊滅と原版の奪還・偽札の処分を依頼するつもりだったが、国防総省はパイク率いるブラックフォレスト部隊を支援することに。
ハンニバルの上官であるモリソン将軍も国防総省の決定に従い、ソーサに指揮権を与えて任務はブラックフォレスト部隊が実行することになる。

納得のいかないハンニバルはモリソン将軍に直談判し、ソーサとブラックフォレスト部隊が任務を実行する3時間前までに、ゲリラ壊滅と原版の奪還・偽札の処分を成功させる極秘任務を与えられる。

ゲリラを壊滅させて作戦は成功するものの、モリソン将軍の乗る車が爆発して将軍は死亡。ブラックフォレストが紙幣の原版を盗んで姿を消す。
書類上存在しない任務を実行したAチームは、モリソン将軍の死の責任や原版が奪われた責任を追及され、10年の禁錮刑と不名誉除隊を言い渡される。
メンバーはそれぞれ別の刑務所に収監される。

収監から半年後。
ハンニバルの前に現れたリンチは、自身もハンニバルと同じようにブラックフォレストが原版を盗んだと思っていると明かし、「ブラックフォレストの指揮官だったパイクが、ドイツのフランクフルトに現れた」と教える。
リンチもまた原版を取り返したいと考えていたが、CIA上層部を動かすことのできる証拠がないため、Aチームと手を組みたいと考えていたのだ。

パイクは毒を塗った葉巻を差し入れし、ハンニバルは葉巻を吸って仮死状態に。
一時的に死を偽装して脱獄を果たしたハンニバルは、フロリダの刑務所に収監中のフェイスマンや護送中のBAも脱獄させる。

ハンニバルらの脱獄を知った国防総省のソーサは、Aチーム最後のメンバーであるマードックの身柄を抑えれば、脱獄した3人を逮捕できると考える。

マードックの入院する精神病院に着いたソーサだったが、目の前でマードックに逃げられてしまう。
AチームはCIAの追跡を交わし、軍の輸送機を乗っ取って離陸。無人機【リーパー】の攻撃を受けながらも、輸送機に積まれていた戦車で逃げ切ることに成功する。

フランクフルトに着いたAチームは、パイクが原版を"アラブの大物"と呼ばれる仲介人を通して売却する予定だと突き止める。
取引現場を襲撃したAチームは、パイクらと銃撃戦を繰り広げながらも原版を奪還することに成功し、"アラブの大物"を拉致する。

"アラブの大物"の正体は、爆死したはずのモリソン将軍だった。
モリソンは、真相を明かす。
【バグダッドの任務でゲリラから奪った原版を使って、パイクとモリソン、リンチの3人は一儲けするつもりだった。リンチは儲けを独り占めするため、パイクとモリソンをAチームに殺させようと脱獄させたのだ。】

その頃、Aチームを追ってフランクフルトに着いたソーサ。
ソーサは、ハンニバルが脱獄する直前に誰かと面会していたことを知る。その人物が、バグダッドの任務で目撃した素性の分からない人物だと気づき、正体をCIAのリンチだと突き止める。
その後、Aチームと銃撃戦を繰り広げたパイクを逮捕して取り調べる。

リンチは、逆探知でAチームの居場所を突き止め、彼らとモリソンを殺害するために空爆を指示。次にリンチは令状を持ってソーサの前に現れ、パイクの身柄を引き取る。
厄介ごとを解決したつもりのリンチだったが、ソーサの電話を盗聴してAチームの生存を知る。さらには、自らの悪事を証言できるモリソンもまだ生きていると判明。

ロサンゼルス港でAチームが、原版とモリソンの身柄をソーサに引き渡すつもりだと知ったリンチは、殺すつもりだったパイクと再び手を組み、ロサンゼルス港で行われる取引現場を襲撃することに。

ドイツを発ちロサンゼルスに着いたAチームはコンテナ船でソーサを待つが、彼女はやって来ない。
原版を目視確認したリンチは、部下に命じてAチームを襲撃させる。
Aチームは、牽制・陽動の2ステップでリンチに対抗。部下を次々と失っていくリンチはパニックになり、彼の無能さに呆れたパイクはリンチを裏切って単独行動に走り、コンテナ船をロケットランチャーで沈めたことで大量のコンテナが崩れ落ちる。

パイクとの銃撃戦で弾切れになったフェイスマンは追い詰められるものの、BAが肉弾戦でパイクを制圧する。
リンチは、コンテナの中でハンニバルを追い詰め、原版を手に入れたことで得意になっていたが、コンテナの外はソーサら国防総省のエージェントが包囲していた。

Aチームとソーサは、リンチが盗聴していることに気づいており、嘘の取引情報を流していた。モリソンは、リンチがドイツで指示した空爆により死亡していたが、ずっと生きているように見せかけていたのだ。

リンチはソーサによって逮捕され、本名であるヴァンス・バリスをバラされる。そこに、リンチを名乗る別のCIA局員が現れ、「内々に処理をする」とバリスの身柄を引き取る。

汚名を晴らしたAチームだったが、脱獄の罪で国防総省に逮捕されてしまう。
ソーサは「必ず刑務所から出してみせる」と言ってフェイスマンにキスし、口移しで手錠の鍵を渡す。

護送車に乗せられたAチームだったがフェイスマンが手錠の鍵を見せ、再び脱獄することで満場一致となる。
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