個人的には、元WWEのザ・ロックことドゥエイン・ジョンソンが主役ということで、楽しみにしていたのですが、役柄が「刑務所上がりのタクシー運転手」ということで、元レスラーというところをあまり活かせておらず、華がない地味な主役だったような気がしました。
唯一「お~っ」と思ったのは、「ウイッチマウンテン」から「物体」が飛び去るシーンで「未知との遭遇」のデビルズタワーからマザーシップが出現したときとそっくりなので、懐かしく思いました。
ストーリーは面白かったのですが、メリハリがなく淡々と進行していくので、映画というよりは、遊園地等のアトラクションを見ているようでした。子供連れで行く映画としては、ハズレではないかもしれません。編集も雑でシーンの切り替わりが「B級映画」のようにブツ切りになっている場面も多々あったと思います。
ジェットコースター・ムービーのようなテンポよいノリで進めていったということなのでしょうけど、1時間40分くらいなので、もうちょっと、登場人物のエピソードを盛り込むなど、ストーリーに深みを持たせてもよかったと思います。
ラストの雰囲気的には、次回作も製作するような含みを持たせたように感じましたが、「ザ・ロック」がもっと弾けないと厳しいと思いました。