ナゼルの夜会

美女と液体人間のナゼルの夜会のレビュー・感想・評価

美女と液体人間(1958年製作の映画)
3.0
24.01.11 DVD(レンタル)

(日記より)
東宝の変身人間3部作である、「電送人間」「ガス人間第一号」とこの作品を比較すると、この作品が一番輪郭がぼやけて見える。この液体人間だけ、現れる時はいつも液体状態(または全身緑色のぐにゃっとしたモンスター)ではっきりした人間の顔を持たないからだろう。
液体人間は壁や床をナメクジのように這って移動し、無差別に人を襲っては肉体を完全消滅させる。ただし被害者が身につけていた衣服やアクセサリーは残るのである。冷静に考えておかしい。これはもうマジック(イリュージョン)の世界である。ホラー要素はあまり感じないが、ふと「妖怪人間ベム」のアニメのオープニングを連想した。